参加といっても選手ではなく裏方のボランティアです。
ハンドドリップとは昔ながらのドリップコーヒーで、その味を競う競技会。今年から始まりました。
場所は東京タワーの麓にあるJ.C.ビルディングと言う所
ここはコーヒーの競技会やセミナーが頻繁に行われている言わばサンクチュアリー。
さてボランティアですが、どんな仕事をするのでしょうか。
特に募集要項にも記載されていないので、若干の不安を抱えつつ会場入りをした所、任務が与えられました。
その任務は”お湯Administrator”! お湯管理者です。
何を管理するのかといえば、お湯を常に沸騰状態に保ち、しかも競技者のポットにお湯を迅速に
給湯し続ける。これが仕事。
競技会は午前と午後の2部にわかれ、それぞれリハーサル、本番がセットになっています。
リハーサルは6人が一斉に始めます。時間は20分与えられるのですが、味の調整の為
競技者は何回もドリップして、味を確かめ、またドリップしてを繰り返します。
1回のドリップはおよそ250ccから300ccなのでお湯は多く必要としないのですが、
ドリッパー、サーバーやジャグと言われる器具を暖めるのに結構な量のお湯が必要なのです。
なのでお湯管理者は常に沸かし続け、必要とあれば迅速にお湯を給湯するのです。
3口のガスコンロなのですが、隙間にもヤカンを設置し少しでも温度を上げていきます。
コンロは業務用なので強烈なカロリーは発揮します。
リハーサルに比べ本番は1回のみの抽出なのでお湯は大量に必要ありません。
ですが、本番なのでなるべく目立たないようにひっそりと給湯する必要があります。
リハーサルの風景
後ろから見るとこんな感じ
今までカッピングセミナーなどに参加した時に、”お湯クダサーイ”なんて気軽に言っていましたが、
裏ではなかなかシビアな労働があったんですね。お湯が間に合わなかったらどうしよう!なんて
プレッシャーもあり、湯気、炎との戦いがそこにはあったのです。
今後、お湯クダサーイのシーンに出くわしたら、お湯管理者にありがとうって言ってあげてくださいね。
きっとお湯管理者は密かに喜ぶことでしょう。。。
0 件のコメント:
コメントを投稿